Midnight Tanuki
目を閉じた後に映る無数の輪の中で 鳥たちは肩寄せ笑う 数を数えた花びら風にさらわれて 迎えに行くからね 少し待って 別れ告げた後に映る真っ白の中で 鳥たちは肩組み笑う 訳もなくさよなら ただ魔が差しただけ 迎えに行くからね 寂しいんだって 思い込みに取り込まれ 体中がアザだらけ 生まれては消える花を 木々を 君を 拾い上げて も一度咲かせば 夢が叶うんだって すれ違いに悩まされ そこら中がシミだらけ 捨て切れないこの夢を 闇を 君を 振り払って 念ずればいつか 花が開くんだって 目を閉じて別れ告げて拾い上げて 次は何をするんだっけ