Midnight Tanuki
雨に濡れる窓を眺めて 貴方の唇が囁く さよならの音響く 後ろ姿がドアに消える 想いを伝えるより早く 叫んでも届かずに 傷ついた私の心 拾い集めて 優しく包み込んで癒したのは 貴方だけ まだ離れないで 抜け殻の景色を眺めて 振り返るいつかの思い出 辿っても辿っても もう戻らない 溢れ出した涙と熱い体 止められず 張りつめた心も癒せぬまま 私だけ 確かに信じられるものなど もう他になくて 私のこの体 癒せるのは貴方だけ いくら叫んでも もう叶わなくて